わがオリジナル作品

今は、なかなか、その気にならないのだが、昔は結構、油絵を描いていた。

置き場にも困るほどだから、部屋という部屋には昔から小職の絵が飾られている。玄関、居間、トイレにも飾ってある。














かみさんは南国の出身で、空間を好む。冬以外は南北の窓、戸を開け天然の風を好む。そういうことの可能な間取りということもあって、クーラーも随分前に、取っ払らった。

かみさんは、とかく、ものを置くのを好まない。だから、我が家にはものがない。居間にも竹でできた棚と椅子以外、さしたるインテリアもない。

居間にまで招く人はめったにないが、電気工事などのため居間に人を入れる場合、台所や居間はさらにシンプルになる。

台所は、普段使用していないのではと見る人が錯覚するほどに磨き上げる。居間から一切に不要物が忽然と消える。

消えてどこに行くかと言えば、当方の部屋の押し入れに押し込められ、決して他人の目に触れることはない。これは、他人を家に上げる時のかみさんの変わらない対応のスタイル。

そんな中で小職の油絵だけが飾ってあるのだから、目につかないはずはないのだが、小職の絵に触れた人のことをかみさんから聞いたことがない。

かみさんが故意に言わないのではないようだから、小職の絵を見ても他人はなんの関心も示さなかったということのよう。お世辞のひとつや二つはと内心、予想していたのだが、それすらないという。

カミサンによれば、目の肥えた人が増えたのだろうという。

レオナルド・ダ・ピンチ