ISO9001の有用性とは

日産や神戸製鋼といえば、だれもが認める日本を代表する製造メーカーですが、無資格者検査問題や品質データーの改ざんなどが公になり、これまで培ってきた信頼の基盤そのものが大きく揺らいでいます。

一説には、現場の実情を無視して専ら生産の拡大を重視する経営層と限られた条件の中で常に効率化を求められ疲弊している現場との隔絶が原因と指摘する向きもあるようですが、小職は、日産、神戸製鋼が、共に、ISO9001の認証取得企業であることに注目しています。

日産は今回の無資格者試験問題の発覚を機に、ISO9001の認証を取り消されたとのことですが、問われているのはその認証を形骸化させ改ざんした日産、神戸製鋼だけの問題でしょうか?

そもそも認証の改善、形骸化が見抜けない認証機関そのもの認証の質、有効性とは一体なにか?大いに疑問です。たんなるお飾り?日産と同じ車両メーカーのトヨタはISO9001の取得もしていない。

ただでさえコストと手間がかかるといわれているISO9001。現場への負荷・負担の割に、メリットがないといわれて久しい。ものつくりに本当に必要な認証なら、この認証を形骸ささせた日産、神戸製鋼の製品は恐ろしくて使えないはず。神戸製鋼の製品を購入しているトヨタは品質的には問題ないとの見解を早々と公表している。

検査の形骸化の是正と共に、この際、認証・検査の本当の有用性にまで立ち至って見直ししてもらいたいものと思う。今後、供給不足が一層、深刻化するといわれている今日、なおのことそう思う。同僚の皆さんは如何?
レオナルオド・ダ・ピンチ